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男性の薄毛「AGA」とは?

男性の薄毛「AGA」とは?AGAという言葉が、当たり前に使われるようになってきました。AGAとは男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)のことを指し、成人男性に見られる進行性の脱毛症です。生え際か頭頂部、あるいはその両方の毛が薄くなっていきます。
日本人の成人男性の3人に1人がAGAだと言われており、クリニック等でその治療を受ける人が増えています。薄毛症状が気になる方は、お気軽に当院にご相談ください。早期であるほど治療効果も得やすくなるため、早めに治療を開始することが大切です。

ストレスやパーマも?

男性の薄毛の原因

男性ホルモンの乱れ

男性ホルモンの1つであるテストステロンが、5αリダクターゼと結びつくとジヒドロテストステロンへと変換されます。このジヒドロテストステロンがホルモン受容体と結合すると、ヘアサイクルが短くなり、薄毛になってしまいます。

遺伝

薄毛の遺伝性は、よく知られています。ジヒドロテストステロンと結合してヘアサイクルを短くするホルモン受容体の数は、遺伝子レベルで決まっているため、親が薄毛である場合、その子も薄毛となる可能性が高くなります。

食事・生活習慣の乱れ

タンパク質や亜鉛などは、髪の毛が生えたり成長したりするために欠かせない栄養素です。また、糖質が不足すると、タンパク質がエネルギーへと変換させるため、やはり薄毛の原因となります。近年流行りの「糖質ダイエット」にも、薄毛の危険性が潜んでいるのです。
その他、睡眠不足の方も要注意です。髪の毛が生えたり成長したりするのは、主に睡眠中です。

喫煙

喫煙によってニコチンを摂取すると、全身の毛細血管が収縮します。血管が細くなると、栄養や酸素を頭皮のすみずみまで届けることが難しくなり、毛母細胞の働きを阻害し、薄毛につながります。

ストレス

ストレスによって交感神経が刺激され続けると、慢性的に血行が悪くなり、頭皮の健康に悪影響を及ぼします。
また、ストレスがホルモンバランスを乱し、薄毛の原因になることもあります。

外的要因

パーマやカラーは、薬剤による頭皮の刺激が避けられません。炎症によって頭皮環境が悪くなり、薄毛のリスクが高くなります。
その他、ワックス、石油系のシャンプー、通気性の悪い帽子の被りっぱなしも、同様に頭皮を刺激したり、頭皮環境を悪くする原因となります。

自力で治すことは可能?

自分でできる
セルフケアについて

自力で治せる薄毛について

薄毛の中には、自力で改善できるものもあります。たとえば食生活が乱れていればその改善を、喫煙をしている方は禁煙を、ストレスが溜まっている方はその解消をする、といった具合です。
ただ、薄毛はある1つの原因によって引き起こされるものではありません。遺伝など、自力ではどうしようもない原因が影響している場合には、これらの取り組みを行っても、効果が実感できないことがあります。

すぐにできるセルフケア
発毛・髪の成長に良い栄養を
しっかり摂る

タンパク質、亜鉛、ビタミンなど、髪の毛が生える・成長するために必要な栄養素をしっかりと食事に取り入れます。食事での摂取が難しい場合には、サプリメントを併用するのもよいでしょう。

育毛シャンプーの使用

低刺激であったり、アミノ酸系であったりと、さまざまな育毛シャンプーが売られています。現在使用しているシャンプーが合っていないということも考えられますので、試してみるのもよいでしょう。

頭皮のマッサージ

髪の毛を洗う時、湯船に浸かっているときなど、指の腹を使って頭皮をマッサージします。血行が改善し、酸素・栄養素が頭皮の隅々にまで行きわたりやすくなります。

ストレスの解消

薄毛の原因の1つとなるストレスが溜まっているなと感じたときには、できるだけ早く解消しましょう。趣味やスポーツ、家族団らんなど、ご自身に合ったリラックスタイムを見つけましょう。

適度な運動

ウォーキング、ジョギング、水泳、ヨガ、登山などの適度な運動は、血行を改善するとともに、ストレスを解消してくれます。

自力で治せない薄毛について

AGAやFAGA(女性男性型脱毛症)、多発型の円形脱毛症などは、医療機関での内服薬・外用薬を用いた専門的な治療が必要になります。

AGA内服薬・外用薬・

メソセラピーの効果と副作用

内服薬について

プロペシア

ジヒドロテストステロンが増える原因となる酵素「5αリダクターゼⅡ型」の働きを抑制することで、ヘアサイクルを正常化し、抜け毛・薄毛進行を抑えます。
FDA(アメリカ食品医薬品局)からの承認、厚生労働省の認可を受けたお薬です。ただし、発毛促進の効果はありません。発毛効果を得るためには、他の治療薬と併用します。

フィナステリド錠
(プロペシアのジェネリック)

プロペシアのジェネリック医薬品です。
5αリダクターゼⅡ型の働きを抑制することで、ヘアサイクルを正常化し、抜け毛・薄毛進行を抑えます。
プロペシアと同様、FDAの認可を受けています。

ザガーロ(デュタステリド)

プロペシアとは異なり、「5αリダクターゼ」のⅠ型とⅡ型の両方の働きを抑制することから、抜け毛・薄毛進行をより強力に抑える効果が期待できます。
厚生労働省の認可を受けたお薬です。

ミノキシジルタブレット

髪の毛の元となる毛母細胞に働きかけ、その増殖を促進します。また、休止期の髪の毛を活性化させる効果も期待できます。
特に、頭頂部の薄毛への効果が高いと言われています。

外用薬について

ミノキシジル外用薬

髪の毛の元となる毛母細胞に働きかける「ミノキシジル」を頭皮に直接塗布します。タブレットと同様に、毛母細胞の増殖を促したり、休止期の髪の毛を活性化させる効果が期待できます。
タブレットとの違いとしては、副作用が少ないことと、効果がやや劣ることが挙げられます。

AGA治療薬の選び方

「誰にでも一番におすすめできる」というAGA治療薬はありません。

その治療薬の機序や効果、患者様の体質などを考慮して選択したり、組み合わせたりといったことで、自分に合ったAGA治療薬を使うことが大切です。もちろん、費用の問題もあります。
当院では、患者様お一人おひとりにご満足していただけるようなプランを提案しておりますので、安心して、またお気軽にご相談ください。

AGAは発症したら終わり?

どのくらいで治る?

AGAは、一度発症すると完治しません。そのため、治療は生涯継続していく必要があります。
この継続により、毛量が増えた状態を維持することが可能になります。

治療期間はどのくらいかかるのか?
治療効果を感じるまで

患者様の体質や薬の種類によって多少異なりますが、AGA治療の効果が現れ始めるのは3~6カ月後と言われています。
乱れたヘアサイクルがリセットされるのに数カ月を要するために、これくらいの期間が必要になるのです。

AGAは治療費用がかさむ?後悔するポイントについて

初期脱毛が現れた時

「初期脱毛」は、AGA治療を開始してから1週間~1カ月くらいのあいだに始まり、3カ月ほど続く脱毛です。
これは、薬が効いていることの証ですので、気にはなってしまうかと思いますが、心配する必要はありません。

治療費用がかさむ時

AGA治療は自費診療となります。そのため、費用のことを考えずに開始して、後悔してしまう方もいらっしゃいます。当院では、治療前にしっかりと費用を含めた治療計画をお伝えいたしますので、ご安心ください。

自己判断で内服し副作用が現れた時

インターネットなどで手に入る海外製のAGA治療薬を使用して副作用が出た場合には、その適切な対処は困難です。また、国(日本)の救済措置を受けることができません。

効果が感じられない時

AGA治療には、短期的(数日後や1週間後など)な効果は期待できません。効果を実感するためには、少なくとも3カ月ほどを要します。そのことを知らずにAGA治療を開始すると、後悔したり、治療をやめてしまったりすることがあります。

治療をやめてAGAが進行した時

AGAが完治することはありません。毛量が増えたからといって自己判断で治療を中止すると、再度薄毛が進行し、後悔してしまうことがあります。

AGA治療は保険適用される?

AGA治療には、保険が適用されません。
しかし、以下のような一部の例で、治療に保険が適用されることがあります。

保険適用される場合もある

AGAだと思って受診し、そこで脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎、円形脱毛症といった疾患が見つかった場合には、各々の疾患に対する治療にのみ、保険が適用されます。ただ、その治療後のAGA治療はあくまで自費診療となりますので、ご注意ください。

女性のAGA
「FAGA(FPHL)」とは?

女性のAGA「FAGA(FPHL)」とは?FAGA(女性男性型脱毛症)は、女性に起こる薄毛の総称です。以前は、男性に起こるAGAと同じものと考えられていたため、頭にF(famale)をつけたこのような名称でした。
現在では、AGAと明確に区別するため、「FPHL(Female Pattern Hair Loss)」と改められています。
※このページでは、分かりやすくお伝えするため「FAGA」と統一します。

FAGAとAGAの違いと特徴

AGAは、生え際や頭頂部、あるいはその両方で進行する男性の薄毛のことを指します。
一方でFAGAは、頭部が全体的に、あるいは分け目から広がっていく女性の薄毛のことを指します。
また、進行しまったく髪の毛がなくなってしまうこともあるAGAに対して、FAGAではそういったケースはほとんどありません。

びまん性脱毛症のほとんどはFAGA

閉経が近くなる40代以降の女性に起こる、女性ホルモンが急激に減少する前に前頭部・頭頂部から広がる薄毛のことを「びまん性脱毛症」と言います。
近年では、このびまん性脱毛症がFAGAを指す言葉として使用されることが増えています。

気づいたら進行している
FAGAの症状

FAGAでは、頭部全体、あるいは分け目から薄毛が広がっていきます。
そのため、額や頭頂部の薄毛が進むAGAと比べて、一見してその変化が分かりづらいという違いがあります。気づいたらいつの間にか進行していた、というケースは少なくありません。

ストレスや遺伝でも?
女性の薄毛の原因

女性ホルモンの減少

女性は20代後半以降、年齢を重ねるとともにエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が低下します。そして、40歳くらいで急激な下降を見せます。
これにより、相対的に男性ホルモンが占める割合が高くなり、薄毛が起こりやすくなると言われています。

遺伝

ジヒドロテストステロンの受容体の数は、遺伝子によって決まっています。そのため、親のジヒドロテストステロンの受容体が多く薄毛である場合、その子も薄毛になる可能性が高くなります。

生活習慣の乱れ

睡眠不足、ストレスなどによって自律神経が乱れると、ホルモンのバランスが崩れ、薄毛のリスクが高くなると言われています。

薄毛は治る?
今すぐできる薄毛対策

生活習慣の見直し

食事では、タンパク質、亜鉛、ビタミンなど、髪の毛の元となる栄養素をしっかりと摂りましょう。
規則正しい生活、十分な睡眠、ストレスの解消は、いずれも自律神経およびホルモンのバランスを整え、抜け毛・薄毛の予防となります。
また喫煙は、血流を低下させ頭皮の栄養状態を悪くします。できる限り、禁煙してください。

ストレス発散

趣味やスポーツ、家族団らんなど、ご自身に合ったリラックスタイムを作り、ストレスを発散しましょう。
社会生活を送る上で、私たちは大なり小なりストレスを受けています。その都度、小まめに解消していくことが大切です。

ヘアケア

髪の毛を傷めるだけでなく、頭皮の炎症の原因となるカラー・パーマはできる限り避けるか、頻度を少なくしましょう。
低刺激であったり、育毛効果の期待できるシャンプーを試すのも良いでしょう。頭皮マッサージも有効です。

FAGA治療

薄毛対策としては、上記のような取り組みを行いながら、医療機関でFAGA治療を受けるのが理想です。
内服薬や外用薬を使って、薄毛を改善します。

FAGA内服薬・外用薬・
注入療法の効果と副作用

当院では、以下のようなFAGA治療を行っております。

内服薬について

ルグゼバイブ

ルグゼバイブは一般的に薄毛治療に用いられるパントガールの成分に馬プラセンタをなどの美容成分を配合した女性用の薄毛治療薬です。
馬プラセンタに含まれる成長因子により毛母細胞を活性化させ、髪の毛にコシやハリがでる効果が期待できます。
また、パントテン酸カルシウム、ケラチン、コロストラムなどの成分により、肌を若返らせる抗老化作用(エイジングケア)や抜け毛防止・傷んだ髪質の改善に効果が期待できます。

ミノキシジルタブレット

髪の毛の元となる毛母細胞に働きかけ、その増殖を促進します。
また、休止期の髪の毛を活性化させる効果も期待できます。特に頭頂部の薄毛への効果が高いと言われています。
副作用として、初期脱毛、動悸、倦怠感などが報告されています。

外用薬について

ミノキシジル外用薬

毛母細胞の増殖を促し、発毛を促進します。
副作用としては、発疹、赤み、かゆみなどが報告されています。

FAGA治療薬の選び方

「誰にでも一番におすすめできる」というFAGA治療薬はありません。
治療薬の効果、患者様の体質、あるいは費用などを考慮して選択することが大切です。
当院では、患者様お一人おひとりにご満足していただけるよう、治療プランをご提案します。

FAGA治療はどのくらいで効果を
感じられる?

薬の種類、患者様の体質などによって多少異なりますが、FAGA治療の効果が現れ始めるのはおおよそ3~6カ月後と言われています。
ヘアサイクルをリセットするために数カ月を要するため、これくらいの期間が必要になります。

ミノキシジルは女性が禁忌と
いわれるのはなぜ?

ミノキシジルは、男性のAGA、女性のFAGAの両方に有効な薬剤です。しかし、妊娠中の女性の場合は、その使用に注意が必要です。
血流を改善する効果があることから、妊娠中の内服により、胎児の心臓にも負担がかかってしまうことがあるためです。

FAGAは保険定期用される?

FAGA治療には、健康保険が適用されません。そのため、費用は患者様の十割負担となります。
ただし、FAGA治療を疑って受診して、脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎、円形脱毛症といった疾患が見つかった場合には、その各疾患に対する治療にのみ、保険が適用されます。